007 スペクター ボンドカー アストンマーチン・ラゴンダ

2015年11月29日日曜日

気になるCM

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ダニエル・クレイグ主演「007 スペクター‬」

3日間限りの先行上映とあわせて、一斉にPR展開されている‪ダニエル・クレイグ主演の‬‬「007 スペクター‬」。


ド派手なアクション、寅さんでいうところのマドンナであるボンドガール(『美女と野獣』のレア・セドゥと、『マトリックス』シリーズのモニカ・ベルッチ)などPRの切り口に事欠かない人気作品ですが、スーパーカーブームを体験した世代として注目するのはやはりボンドカーなのです。

007 スペクター ボンドカー アストンマーチン DB10 

異常なまでにカッコイイ今回のボンドカーはアストンマーチンDB10。
今回アストンマーティンは、『007 スペクター』のためだけに新型車『DB10』を開発、10台を生産した。

これまでボンドカーとして登場したアストンマーティン車は、基本的に市販モデル、もしくはそれに近いモデルだった。しかしDB10は、シャシーこそ『V8ヴァンテージ』の改良モデルをベースとしているものの、デザインをはじめ完全に映画専用モデルとして開発されたスペシャルカーなのだ。

デザインは、アストンマーティンらしい流麗さを残しつつも、現ラインアップとは全く異なるキャラクターが与えられている。薄く、鋭く切れ上がるヘッドライトに、サメをイメージしたというロングノーズ、そして「ステルス軍用機的性質を示唆している」という新バージョンのフロントグリルは、近い将来のアストンマーティン車を予感させる完成度だ。また、前方から後方へと流れるショルダーラインによって、DB5を彷彿とさせるサイドビューを実現している。

今回、日本で初公開となったDB10は、プロモーション用に製造された2台のうちの1台。映画公開に合わせ順次一般公開もおこなわれることが明らかになった。11月18・19日は大阪の阪急メンズ大阪、21日~12月3日が東京 有楽町の阪急メンズ東京、4~7日がアトランティックカーズ、8~12日がアストンマーティン赤坂での展示となる予定だ。


男児たるもの、一生に一度くらいはスポーツカーを愛車としたいもの。
スーパーカーブームにおいては、当然クーペスタイルのスポーツカーのみがエラいとされ、セダンの高級車やエグいデザインのクルマはザコもしくはババとして扱われておりました。
当時のアストンマーチン(敢えて当時の呼び方でマーチンです)においては、その代表車種はアストンマーチン・ラゴンダであり、エグいデザインの高級セダンである同車はババの中のババ。スーパーカーカードやコーラの王冠でラゴンダを引いてしまった日には即ゴミ箱行きの扱いでありました。

超高級セダン アストンマーチン・ラゴンダ

実は「アストンマーチン・ラゴンダ」というのはアストンマーチンの正式社名でもあるそうです。
クルマとしては、スーパーカーブーム中にリリースされたのはシリーズ2ということになります。



1976年10月の英国国際モーターショーでシリーズ2が発表された。これはデザインから構造まで一新された新開発のモデルであり、アストンマーチンは「スポーツカーメーカーが作る4ドアセダン」という市場に着目し登場させた。当時、この市場での競合車種はマセラティ・クアトロポルテやデ・トマソ・ドーヴィルといった少数の高価格車のみだった。日本向けには約3900万円で販売され、後年になるにつれ上昇し最終的には4500万円ほどになった。
生産台数は465台。

過去の伝統をすべて排し、低く長く、未来的になった。フロントには小さなフロントグリルとその横いっぱいに並べたランプ類、リトラクタブル・ヘッドライトを備える。リアにはそれと対をなす、整然と並べられた薄型ランプ[注釈 1]。極端なロングノーズ・ショートキャビンであり、エッジの効いたボディラインはまるで折り紙のようでもある。異形であるが、最高級セダンとして極めて個性的であり、モダンな雰囲気を強く感じさせる。

最上級のコノリーレザーまたはベロア、ウッドパネルなどを採用した贅をつくし、基本的にイギリス製高級車の文法に則っているが、シリーズ2でのシートには同時期のアメリカ製高級車を思わせる豪奢なデザインを採用しており、外観の先鋭さと比べいささか異なった趣を持つ。デジタルメーターを採用したことが一番の特色で、また車両管理にコンピュータを採用しており、これらはともに市販車として世界初である。



いまあらためて見てもエグすぎるエクステリアに対して、内装は現在でも通用するくらいのオサレなデザイン。しかし子供にはこーゆーのは一切響かなかったってことですね。

スーパーカーブームにおけるメーカーのエラさとフラッグシップカー

このロジックでメーカーの優劣が決まっていたため、ベンツやBMWも当然ザコの部類。
一番エラいのはカウンタック率いるランボルギーニ。
特にイオタはサーキットの狼の影響なのか神扱いされていたような。
当時のメーカーの代表車種とエラさについては覚えている限りではこんな感じ↓
  • フェラーリといえば512BB
  • マセラッティといえばボーラ
  • ポルシェといえば935
  • デトマソといえばパンテーラ
  • ランチアといえばストラトス
  • ロータスといえばヨーロッパ
  • ディノといえば246GT
  • アルファロメオといえばナバホ
  • アストンマーチンといえばラゴンダ
  • ベンツ・BMW・アウディあたりは代表車種なし
  • いすずといえば117(ピンピンナナ)※なぜかコーラの王冠にラインナップされてた。。。
多少違う意見もあるかもですが、概ねこんな感じでもちろん上のほうがエラかったわけです。
当時、今で言うところのキャラクターグッズ的なスーパーカーにまつわる商品がたくさんでたと思いますが、版権使用料とかどうしてたんですかね?
宣伝バーターといっても買えるわけがないしね。

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