ISMSとかの情報セキュリティに関するコンプラが異常なまでにうるさい昨今、会社のPC内にデータを残しておくのはイカんということなので、ここ数年来のデータはDVDにバックアップをとって保管しておりました。本来はファイルサーバに置くというのがルールらしいのですが、アホかと思えるほど容量が少なく、仕方なくこれもルールであるDVDに置いといたわけです。
昔のデータなど滅多に見ることはないのですが、あるとき過去の契約内容を引っ張りだして確認する必要が出てきました。当然そんな昔の紙の原本などどこにあるのか特定できないので、DVDからデータを確認しようと会社のPCで読み込もうとするのですが、ブンブンいうだけでドライブがちっとも読んでくれない。周りの者に、どうも俺のPCはおかしいようだ、とDVDを渡して読んでもらおうとしましたがやはり誰も読み込めません。
困ったときのヘルプデスク。のはずが
真っツァオになり、社内のITヘルプデスクに電話すると、あーDVDは保管環境にもよりますが、早ければ数年で劣化して読めなくなったりするんですよねー。とのこと。って、おい!お前らDVDに焼けって言ったじゃねーかよ!と荒らげたい気持ちを抑えながら、どうにか復旧する術ってないですかね?ほら、よくそういうことやってるナントカデポみたいな業者もあるじゃないですか?と粘るも、ないですねー・・・。と江戸時代の役人みたいで話になりません。
これは困ったということで、データ復旧とか救出とかで検索しまくり、探し当てたのが「DiskDigger」なるこのソフト。
いかにもデータを掘り起こしてくれそうな頼もしくも直球すぎるパッケージ |
金を払う価値を感じるソフト
一応フリーソフトなのですが、一つファイルを掘り起こす(正確には保存する)のに5秒カウントダウンを必要とします。残念ながらファイル名が反映されずすべて「sector54876.docx」というような名前に置き換わってしまいますが、拡張子別に分類してくれるので、とりあえずワードの文書だけ救出しようとか方針を立てることはできます。最初はちまちま5秒ずつ掘り起こしてましたが、よくよくファイル数を見てみると、2000を超えており、ということは5秒×2000回=10,000秒って2時間46分40秒。。。さすがに会社のために、これだけの手間をかけるのは(しかもこの作業は休日の自宅)いかがなものかと思われ、ここは有料のライセンスキーを購入して一気に片付けることにしました。支払いはペイパルで日本円で1,927円、もっと早く買えばよかったと思えるほどの素晴らしいスピードで作業はあっという間に終了。成果物については、ファイル名では検索できませんが、表示を特大アイコンにすればなんとなく中身が見えるのと、中身の文章での検索は可能なので、無事目的のデータも取り出すことができました。あきらめていたデータを救出できたのと、大変な作業があっという間に終わったという2つの意味で買ってよかった感のあるソフトでした。
今回は珍しく本当に参考になりそうなネタかと思います。FYI。
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