【リメイクトート作り】ハンティングワールドのボストンバッグをリメイクしてみた

2015年10月19日月曜日

レザークラフト

t f B! P L

バチュークロスのベタつきをなんとかしたい

ハンティングのバチュークロスは長持ちしない?

古いハンティングワールドのボストンバッグのパーツを使ってトートバッグを作ってみたという話です。

20年前にニューヨークで買ったトリコロールカラーのボストン。
当時日本では売っておらず自慢気に使っていたものですが、さすがに歳月を経て汚れというよりもバチュークロス特有のベタつきがひどくなり使用に耐えない状況に。


アウトドアブランドとして丈夫なのを売り物にしているバチュークロスですが、長持ちしないというのが通説なようです。とはいえ、1ドルが当時80円そこそこの時代に9万円くらいで買った記憶があり、多少ベタつきますがバッグとしてはまだ使えるわけで簡単に捨てるのはもったいない。
ということで、なんとかDIYで復活させられないかと思ったわけです。

ハンティングのバチュークロスは表皮を剥がして使うのが通?

こんな状態のハンティングがオークションで出されてるのを時々見かけたりしますが、一体買ってどうするんだろうか?と思います。
革の部分は大丈夫ですが、赤のバチュークロスはこのようにただれていたり、


紺は溶けてベタついていたり、白いところはわりとマシな感じで、色によって微妙な違いがあるような気がします。


今更手入れや復活の方法など色々調べてみると、ハンティング通はバチュークロスの表面の皮を剥がして使う、などというホントか?と思えるような情報もあり、試してみましたが。。。

復活は断念orz 分解してパーツを再利用するリメイクに

案の定、余計にひどくなりボストンバッグとして使用するには後戻りできない状態に(泣)。


やむなく、使えそうな革や内側のクロスやファスナーやDカンの部分だけ、取り外して再利用することにしました。
言うのは簡単ですが、分解も結構大変で、バチュークロスの中のウレタンだかスポンジが、ボロボロの粉状になっており、部屋中粉だらけになってしまいます。分別廃棄することまで想定してないと思われ革に貼り付いたクロスを剥がすのも一苦労です。
とりあえず、分解しただけでくたびれてしまい、この後半年間放置されることになります。。。

ボストンバッグをトートバッグにリメイク

TANNER GOODSのEVERYDAY TOTE(エブリデイ トート)にインスパイア

リメイクといっても使えるところは革の持ち手くらい。これが活かせて、簡単に作れて、普段使いができそうなバッグが良かろうということで、モノとしてはトートバッグを目指します。

バッグなど小学校の家庭科で習って以来作ったことがありません。何もないところから考えるのもキツいので、モデルになりそうなトートバッグを探して、例によってネットを徘徊。
んで、漢(オトコ)でも持てそうな如何にもスパルタンなトートバッグを発見。

TANNER GOODS
タナーグッズ
2012年創業、アメリカ・オレゴン州のポートランドに拠を置く、レザーグッズ専業ファクトリーブランドです。
少数精鋭のデザイナーと厳選された職人によって、ハンドメイドで商品を生産している貴重なMade in U.S.A.ブランドになります。
無駄がなく過剰設計をしない最高の商品のデザインを志向しており、各段階で細部まで確認しながら丁寧に生産を行っております。
ベストクオリティの商品を適正価格で提供すべく原材料の選定も厳選して行っており、高基準のテストをクリアした、イギリスの美しいブライドルレザーを主に使用しています。

ハンティングの持ち手の革を再利用し、帆布と組み合わせることに

気に入ったのは、ボクシーなデザイン及び、味のある革と帆布の組み合わせ。ハンティングの持ち手につながっている本体の革の部分もだいぶ汚れており、良く言えば味があるということで、生地も色あせた風合いの帆布が合うのではと思ったわけです。ということで、素材と色合い、サイズ感を参考にさせていただくことにしました。

ちなみに、エブリデイトートのお値段は47,000円(消費税込:50,760円)。結構お高いのですね。。。

リメイクトートの設計図をパワポで作成

モックアップを作成しイメージを確認

まずはタナーグッズのエブリディトートを手本に、実際の仕上がりイメージを紙の模型で確認してみます。


デザイン自体はボクシーですが、エブリディトートの底部のRがカワイイいんではないかとパクらせて参考にさせていただき、いくつかパターンをこしらえた結果、写真左側のオリジナルに近い方を採用することにしました。

パワポでトートバッグの設計図を書いてみた

この手の縫製ものをどういう手順でつくるのか、経験がないので全くわかってませんが、革細工の場合は実寸の型紙をおこしてパーツをつくってるので同じダンドリでやってみることにしました。
ただし、縫いしろや折り返し部分など革細工にはない部分もあるので、まずは設計図(っていう言い方で正しいの?)を得意のパワーポイントで作ってみます。

パワポは仕事で20年来使ってますが、世の中で騒いでいるプレゼンの見栄えだけよくて中身がない企画書になるのでパワポ禁止!みたいなテンプレを使ったことは一度もなく(つーか使いこなせない)、いわゆるドローソフトとしてひたすら白紙にフリーハンドで企画書を作ってきました。
ゆえに個人的には、中身の良し悪しとは別に、企画書自体がカッコイイとかそういう概念があるのですが、アメリカ生まれのパワポの元々の思想は違うようで、そういう見てくれの部分は排除(というかバリアフリー化して誰がつくってもそれなりに見える)して、わかりやすく効率的に作れることを重視しているのだそうです。
この辺りは国民性なのか、聞いた話なのでホントかどうかわかりませんが、日本の作文教育が思ったことをそのままフリーハンドで書くスタイルなのに対して、アメリカはよりわかりやすく合理的に伝えることに徹した様式重視のテンプレスタイルを教えているんだとか。
ビジネスで役に立つのは後者だと思いますが、創造力が育たないというか、見てくれ部分でも相手を驚かそうというホスピタリティがなくて残念、とか思うのは自分だけでしょうか?
この自由さが良くて、本来はワードでつくるようなドキュメントや年賀状までパワポで作ってます。
そんで、機能的にはWindows95時代のPowerPoint97くらいの機能しか使ってません。。。

んで出来た設計図がこれ↓です。ちなみに縮尺は適当です。

クリックで拡大します。

自作トートバッグ設計のポイント

一応こんなこと↓を考えながら図面を引きました。
  • 大きさはエブリディトートをパクリ参考にしつつも、ハンティングのボストンの唯一使える部材である革の持ち手部分を最大限に使えるように一回り大きいサイズに
  • 自信がない縫い部分を少なくするため、パーツはできるだけ少なく
  • 強度不足で底が抜けないように、前後面と底面を1枚の布で
  • ミシンで縫うことを想定し、縫いしろは1cmを確保
  • 中身が見えないようにスナップで止められるフタを用意(右下パーツ)
持ち手の隣にピヨっと飛び出ている部分はフタをとめるスナップの座布団です。

帆布の厚さに悩みリアル店舗の店頭で確認

厚すぎず薄すぎない、ミシンで縫える6号帆布をゲット

とりあえず素材の方向性と図面が決まったので、肝心の材料が手に入るのか近所の手芸屋を物色。
いい歳したオッサンが手芸屋というのは気恥ずかしいものがありますが、革細工の材料の調達のため通いつめているうちに何とも思わなくなってきました。

必要なのは帆布。しかも分厚いやつ。
楽天とかで探すと、8号だと薄いとか何とかというレビューがありますが、実際に見てみないとどの程度の厚さなのか、また色味も見当がつきません。
生地のコーナーを3周くらいうろうろするも、白い帆布はあるものの色付きのものは見あたらず。
いろいろ触ってみると、確かにレビューの通り8号は薄過ぎのような気がします。
タナーグッズ エブリデイトートのように自立するくらいのコシを出すには相当な厚さが必要と思われます。
とはいえ4号まで厚くなるとミシンで縫うにはちょっとキツいようにも思われます。こんな余計な作り物でミシンを壊したら細君から大目玉です。
中間をとって6号くらいかなと検討をつけて、店員に色付きの帆布はどこかね?と聞き案内してもらうと、果たしていい感じのカーキ色の帆布がありました。
号数の表記がないのですが、厚すぎず薄すぎず丁度6号程度と思われ、これにしくはないと幅約1.2mの生地を1m分発注。価格にして約1,000円でありました。

自作トートバッグのすべての材料と道具をゲット

生地を切ってもらっている間に、店員にこの生地を縫うミシン針と糸が欲しいと伝え、同系色の糸と帆布OKの針をゲットしました。
リアル店舗の買い物はこういうレコメンドをもらえるので悩む必要がなく便利です。

真鍮のスナップも買ってこれで設計図とすべての材料がそろいました。

実寸の型紙模型を作成する

新聞紙で型紙を作成する

まずは設計図に基づいた型紙からつくります。
大きな紙がないので新聞紙に赤えんぴつで実寸のパーツを起こしていきます。


新聞は日経新聞ですね。
社会人になった頃から取ってた新聞ですが、昨年とうとう購読を解約してしまいました。

新聞代は固定費削減候補の一番手

上昇志向が高かった若きころは新たな転職先を求めて、日曜日の日経の転職案内はマストな情報源でありました。
いつ良さげな案内がでるかわからないので一週たりとも見過ごせなかったのです。
経年でやる気が劣化してきたこと、流石に年齢的に転職は難しいことに加えて、転職情報のリソースがもはや新聞ではなくなり、なにがなんでも日経日曜版である必要がなくなりました。

ポケモングッズを駆使した新聞屋の勧誘攻撃により、いやいや読売を三ヶ月間だけ読まされたこともありましたが、基本「自分が読みたい記事」ではなくて、「ビジネスマンが読むべき必要な記事」がまとまった日経は今でも面白く便利だと思っており、できれば読み続けたい媒体ではあります。
では何故やめたのか?

一番の理由は固定費を減らしたいということ。
下流老人の不安が渦巻く昨今、固定費は悪であります。
家計の仕分けを断行したところ、情報入手手段としてのリプレイスの選択肢が以前よりも格段に増えている現代においては、年間5万円の費用を新聞にかけるのは明らかにトゥーマッチ。
しかもちゃんと読んでる時間があればまだ良いのですが、以前のように電車や会社で新聞を読む時代ではなく、利用時間あたりの単価はさらに上昇。
であればプラス千円の出費ではあるが日経電子版を追加して購読時間を増やし平均単価を下げようと試みましたが、情報が多すぎて読みきった感がなく消化不良であまり読まなくなるという逆の効果が生まれとうとう解約にいたった次第。

日経は基本折込広告が入ってませんが、我が家では新聞屋に無理を言って他紙の余ったチラシを入れてもらってました。
これがフルで入っていたらもう少し永らえたかもしれません。。。

実寸でのモックアップをつくってみた。

てことで、型紙を何新聞でつくろうとどうでもよい話ですが、原寸で型を起こしつつ、設計図の矛盾に気づくところをその場で修正していきます。
立体の完成形を想像しながら図面をおこしていくのは、認知症対策のよいトレーニングになりそうな気がします。

んで、実際におこした実寸の模型がこちら↓


ボストンバッグの持ち手をとりつけるとこんな感じ↓


シルエット的には悪くないかと思われ、とりあえずはこの図面ですすめることにしました。

ミシンで本体と革ベルトを縫製する

帆布生地を裁断する

パワーポイントがどうのとか日経がどうのとか関係ない話が多くてなかなか進まないのでここからは端折っていきます。
新聞に引いた図面を型紙として帆布の生地を裁断していきます。
この辺りの作業は全くの自己流です。


設計図どおりに帆布を裁断したところ↓です。
持ち手の革の位置は実際の生地に置いて決めました。
写真をよく見ると設計図に赤で追記してますね。


革の持ち手・ベルトと帆布本体パーツをミシンで縫製

小学校の家庭科以来のミシン操作ですが、細君の指導を受け使い方を覚えて縫製を開始します。
パーツが少ないので縫製する箇所は、大きくは以下の3つです
  1. 開口部とフタの折り返し部分
  2. 本体への革の持ち手の取り付け
  3. 本体と側面の縫い合わせ
難易度でいくと、3>2>1、手間では圧倒的に2>3>1であります。
今回革の持ち手部分が唯一のリメイクパーツなので、これをつかわないことには作る意味さえ無い(バッグの使いみちもないので)のですが、この持ち手を本体に取り付ける2番の工程が気が遠くなるほど面倒な作業となりました。

ボストンバッグから切り離した持ち手とそれにつながっている革ベルトですが、元々は革用のミシンでバチュークロスに縫い付けられていたため、革部分には縫い穴が開いている状態であります。
写真↓のように、この穴にあわせてミシンの針を落としていく、というのが上記2番の作業なワケですが、縫い幅を調整しても穴にぴったり針が落ちることはないため、電動は使えず延々と手でハンドルをぐるぐる回しながら数ミリずつ縫い進めていくことになります。
で、その距離、都合4メートル。。。気が遠くなるというのはまさにこういうことであります。


ちなみに手芸屋で薦められたミシン針は↓です。



この針であれば6号帆布は問題なく縫えます。

アックスヤマザキ ブルーバードアンティーク手まわしミシンが欲しい

ところで、また話が脇道にそれますが、革細工をやっていると欲しくなるのがレザー用のミシン。
手縫いは縫う距離が長いと時間がかかって大変なのと、やはり縫い目の美しさはミシンにはかなわねーとか思うわけで、手早くいろんなものを作ろうとしたら機械に頼りたくなってしまうのです。
いろいろ調べると、革専用ミシンとなると基本は工業用ばかりで、家庭用というものはなかなか見当たりません。
どうも、革細工で必要となる部分は、押さえの部分とレザーを切り裂くことができる針であり、そんなパーツがあれば普通のミシンでもできるっぽい感じ。
あとは今回痛感した、電動でない駆動方式が可能なもの。確かに足踏みミシンであれば、今回の作業ももうちょっと楽だったかと思います。
今どき足踏みはムリなので、駆動方式としては手回し用のハンドルがあるものが向いてるみたい。
そんな中で、クラフトマンシップ?をくすぐる粋な手まわしアンティークミシンを発見。
それがアックスヤマザキ ブルーバードアンティーク手まわしミシン↓であります。

インテリアとしても最適なアンティークデザイン。 生地に合わせて送り歯の高さを3段階に切り替え可能。 カバーは木目調ケース。 シンプルな操作。
●大正時代のロマンを感じさせるアンティークミシンの復活
●お部屋のインテリアとしても素敵な逸品
●直線縫い専用なので縫い模様が大変きれいにでき、返し縫い、縫い目の長さも調節できる
●厚物デニムも6枚まで楽々OK!
もちろん革専用ではないのですが、大きな手まわしハンドルやシンプルな機能など、凝った機能が必要ない革細工にはぴったり。あとアンティークな雰囲気、デジタルでない機械っぽさにも癒やされます。
こういうモノに囲まれた工房とか憧れちゃいますね。

家庭用革用ミシン ジャノメミシン LC7500

(追記)

家庭用で革も縫えるミシンなどないものと諦めていた矢先、近所の手芸屋さんでこれ↓を発見しました。


 厚い革でも強力に押さえられる無断階押さえ圧調整、レザー押さえ、レザー針を標準装備しているという家庭用レザーミシンであります。
この速さ↓を見てると、手縫いで1時間かけて穴あけと縫いをするところがわずか数秒で完成するものと思われバカバカしくなります。


大物を大量に作るのでなければ必要ないのかもしれませんが、手芸屋ではレザー押さえ単体でも販売してるので、まずはこれで試してみようなどと考えている今日このごろ。





トートバッグではなく、ズダブクロが完成

完成品ギャラリー

で、端折りますがいきなり完成写真です。


革の部分は袋状に縫う前に取り付けないとミシンが通らないので縫い工程の順序としては
  1. 開口部とフタの折り返し部分
  2. 本体への革の持ち手の取り付け
  3. 本体と側面の縫い合わせ
という順番で作業しました。

ちなみに写真のバッグの後ろの壁の下を這っている配線は、LANケーブルとフレッツテレビの同軸ケーブルです。
同軸ケーブルは4年前の記事↓の
で紹介した、ONU(光回線終端装置)から天井裏の分配器に向かって逆流する配線の一部です。
このように部屋を同軸ケーブルが這うことに目を瞑れば工事費が節約できるというわけです。

トートバッグはコシが重要と認識。6号帆布1枚では薄すぎて不向き

完成写真は形を整えて撮影しているのでそれなりにキレイに見えますが、モデルとしたエブリデイトートのような重厚感がなく、まず自立するだけのコシがありません。
構造的にいろいろ問題はありそうですが、裏地を付けない6号帆布1枚ものでは薄すぎであった、というのが自分なりの結論であります。
一応店舗まで行って確認して選んだのですが、実際にミシンで縫ってみるとまだ余裕で縫えそうな感じもあり、もうひとつ厚い生地で良かったのかもしれません。
もちろんココで言ってるトートバッグはエコバッグの類いではなく、ファッショントートのレベルの話です。

写真↓は内側底面ですが、シロウトにはR部分の縫製が難しく無理やり縫いこむも強度的に不安が生じ、取り付けた革もろともカシメを数カ所に打ち込んでます。


コシを出すのと帆布のほつれ防止用に縫い部は手芸用ボンドをこれでもかというほど塗りこんでます。
底面を外側から見るとこんな感じ↓。



マチの方向には革があるので潰れることはありませんが、左右方向は縫いも底板もないためヘニョヘニョで実に頼りない感じです。
また、中に荷物を入れても壁が支えてくれないため、レジ袋のように荷物が下部に集まって膨れてしまい非常にカッコ悪い。


フタをしたところです↑。小細工以前にそもそもの構造を計算できておらず、リメイクはこの時点では成就したとはいいがたい感じではあります。

リメイクをさらにリフォームするためのアイデア

細君にズダブクロ呼ばわりされながらも、無理やりコレに着替えを入れて出張やジムに出かけたりしましたが、気になった点としては、
  • 提げている時はまだマシだが、置いた時にしっかり感がなく、形も崩れてしまうためマジでズダブクロを持ち歩いてる気分になる。
  • 元々のボストンバッグ(アウトドアといいながらもラグジュアリー感)と、目指したエブリデイトート(スパルタン=質実剛健)の方向感が違うため、いまさらながらハンティングの革の持ち手と帆布は合わないような気がする。
  • 男がトートを肩に掛けると海外ではゲイだと思われるらしいが、この持ち手では短すぎて肩に掛けることができず、持ち歩く姿が今時でない絵ヅラになる。
  • 革が高級感を演出すると思ったが、それほどでもなかった。
ということで、苦労した割に喜びは今ひとつの出来。orz

とはいえ全く使えないわけではないので、もうちょっと改良を加えていきたいなどと考えている今日このごろ。
本来はもっと厚い帆布を使うか、裏地を付けて芯材を入れるべきであったが今更ムリなので、考えられるアイデアとしては、
  • 底面の安定感とコシ・ハリを出すため、カシメを外してR部分まで回りこむ底板を設置し、再度カシメで固定する。
  • 高級感の演出と側面のコシを出すため、側面にポケットも兼ねたヌメ革パーツを設置。
  • 開口部折り返し部分に何らかの芯材を入れる。
といったところか?完成がいつになるかはわかりませんが。。。

リメイクバッグをリフォームしてみた

ジム通い用の自作トートバッグ

~あれから4年~(はじめてのおつかい風にw)

週に一度、日曜日の夕方は大抵ジムに通ってますが、コロナ禍でさすがに今今ジムにいくのもいかがなものか?と思われ、ここ数週間は自粛中なのであります。
ジムといっても、いつもプールしかやらないのでマシンには触れないし、今どきはガラガラだし、問題ないと思うんですけどね(-_-;)

通ってるジムのプールは、キッズの時間さえ外せば意外に空いていて、1レーンを独占して泳げるのが至極快適。
マシンが空くのを待ったり、予約したりする必要がないのが良いのです。あとシューズを忘れても、プールなら借りる必要ないしw。
黙々と泳いだ後のサウナと水風呂も楽しみの一つ。水風呂ではいつもタイタニックのデカ様を思い出さずにはいられません(@_@)
そして、何よりも家に帰って風呂に入らなくてよいのが面倒がなくて良いのです。細君に言わせると、ジムの風呂の方がよっぽど面倒だわってことですが(^^;)。

そのジムに通うときの着替え用のバッグですが、不満はありながらも、以前作ったリメイクのトートバッグを使いつづけてます。
完成したそばから、今一つの出来に凹んでましたが、なんとか使用に耐えるようリフォームをして使い続けてます。
実はリフォーム後もう数年経過してますが、コロナ禍でどこも行くところがなくてヒマなので、今頃報告なのでありますw。

ロールトップ(口巻き)スタイルのリュックにリフォーム

当時の記事よると、完成後のレビューから、下記の改良すべき点を挙げていました。

=================
本来はもっと厚い帆布を使うか、裏地を付けて芯材を入れるべきであったが今更ムリなので、考えられるアイデアとしては、
●底面の安定感とコシ・ハリを出すため、カシメを外してR部分まで回りこむ底板を設置し、再度カシメで固定する。
●高級感の演出と側面のコシを出すため、側面にポケットも兼ねたヌメ革パーツを設置。
●開口部折り返し部分に何らかの芯材を入れる。
といったところか?完成がいつになるかはわかりませんが。。。
=================

これだけじゃなく、どうせなら少し気の利いた改良も加えようということで、結果的に以下のようなリフォームを決行しました。
  • ジムには自転車で通うので、リュックもなるようにショルダーベルトを追加。
  • リュック時は、流行り?のロールトップ(口巻き)スタイルに。
  • 側面のコシ強化とショルダーベルトのフックを兼ねたポケットを追加。
  • 上部マチ部分の強化とロールトップ設置のための金具を兼ねたパーツを追加。
  • 芯材の代わりに、内部側面全面に裏地を追加。
  • 底面にR部分まで回り込むプラ板を追加。
  • 持ち手部分がボロボロになってしまったので、新たに栃木レザーベルトの持ち手に変更。

リメイクトートバッグ完成品ギャラリー

持ち手を変更したところで、ほぼほぼハンティングの形跡がなくなってますがw、以下の写真のとおり完成しました。

トート持ち手はこれまでよりも微妙に長く、一応肩掛けも可能に。

ロールトップの口巻き部分はベルトをギボシで固定。

口巻き部分を繋げるホックで、トート自体もフタができるように。

ハンティングのボストンの裏地を内部側面に流用。

側面ポケットにDカンを設置し、ショルダーベルトのフックに。

リメイクトートバッグ完成品レビュー

通常ロールトップは大きな荷物を入れるための機能ですが、ジムに荷物パンパンで行くことはなく、単にデザイン機能として設置してます。が、これが使ってみると非常に面倒くさく、ほぼ横のホックを外して、そこから手を突っ込んで中身を取り出す始末に。
しかもデザイン機能といいながら、背負ってみると大して格好よくもないという。。。

ズダブクロあらため行商のばあさんに(-_-;)

側面ポケットは一応活躍してますが、ジムのレシートと貴重品ロッカーの番号印字のゴミ箱になってますw。

もうこれ以上のリフォームは限界。ということで、リメイク発想ではなく、ゼロからちゃんとしたトートを作ろうと決心したのが、昨年春のことであります。
ということで、このシリーズは以上で完結し、新シリーズでその製作工程をご紹介します。

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